一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
さくら舞い散る中での入学式は例年なかなかなかったので、ちょっと今年は特別感のある年だなと感じています。
小学校に入ると気になるのが、PTA。
日本におけるPTA(ピーティーエー: Parent-Teacher Association)とは、各学校で組織された、保護者と教職員による社会教育関係団体のことである。任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠は無く、全ての児童生徒のためのボランティア活動というのが本来のあり方である。
(出典:wikipedia)
なんだか怖い団体なの?どんなことをするの?強制加入なの?とドキドキしているのではないでしょうか。
全員参加の場合、大半の人は仕事量が少ない可能性が高い反面、役職が付いていると重労働。
ポイント制や在学中に1・2回PTA役員が回ってくるタイプも、それなりに重労働です。
基本的に、「部長・副部長(委員長・副委員長)」など役職が付いている人は、たぶんどこも同じくらい仕事量が多いでしょう間違いない。
一年間広報部の部長をやってみたのですが、正直大変でした。
では、一年間PTAにガッツリ関わった感想を載せてみたいと思います。
学校に来る回数がともかく多い
通っている学校は、PTAは全員参加の学校でした(転校したため過去形です)
但し、役職のあるなしで仕事の量が全く違います。
役職がない人は役割日目と活動で年2回程度ですが、部長・副部長(学校によっては委員長とよぶ)はそうはいきません。
部長になって、今まで年間せいぜい6回くらいだった学校訪問回数が、1ヵ月間で塗り替えられました。
特に4月・5月は、教職員紹介の広報誌の制作時期と今年度の立ち上げが重なるので、毎週2回くらいは学校に通う日々…。慣れるまでは結構きつかった…。
職員紹介号の作成も、非常勤の先生の勤務日に合わせて出動しないといけないので、結構面倒くさい(わたしはちょうど予定があったので、副部長に任せちゃったけど)
運営本部・広報部・厚生部が学校訪問の3トップじゃないですかね。
たいてい広報部が来るときは、運営の誰かがPTA室に来ていました。プラス、定例会議や数か月に一度の区のブロック内・区の研修などもありました。
月2回程度であればとっても楽で、校正作業が始まると毎週来校という状況でした…。
待ち時間が長いことが大変
取材・編集はそれ自体は難しいものではありません。
大変なのは、「学校に来る回数が多い」、「内容について先生に伺うために、(授業が終わるまで、先生の用事がすむまで)待たないといけない」こと。
自分のタイミングで物事を進められないのです!
時は金なり、タイムisマネー。
待っている時間、仕事したいよあたしゃ。何度そんなことを思ったのでしょうか。
前在籍していた学校は、部長居残り制度で実質2年重役を行いました。経験者が残ってくれることは、ノウハウはもちろん、根回しなどありがたい制度ではありましたが、PTA活動に2年拘束されるのは結構大変だなと思います…。制度はあのままなのかしら・・・。
もちろんいいことも、ありましたよ!
学校に知り合いが増えました。挨拶ができる人が増えました。
友達の多いママが副部長に多かったこともあり、学校や学校周辺の事情を知ることができたのは収穫でした。
いわゆる部活的なデスマーチ的な「大変な仕事をみんなで乗り切るぞ!」。
あの麻薬のような連帯感は、PTAならではですね。運営本部はそれで成り立っています、確実に。
また、今までは校長・副校長・自分の子どもの担任くらいしか顔を覚えられなかったのですが、一年間かなりの回数学校に来校するので、先生の顔と名前が結構一致するようになります。
そのため、今年の異動を見たら「この先生が異動になったのね!」と感慨深くなるように。ほら、これは進歩だね!
メンバーによっては、業務改善ががっつりできる
わたしが関わった時期は、会長さんは既に何年も会長職をやっていて「できることからPTAを変えていこう」という意識の方だったこともあり、PTAの業務改善について話し合ったり、改善について話し合いました。
わたしも部の業務改善に関しては大なり小なり提案をしたのですが、そのかいあって来年度はかなり業務負担が軽減!
部長としてできる改善はすべてやった!そういう点では満足しています。
保守的な人が多いと難しいけど、メンバーによっては仕事のやり方などを変えられるのは小さな組織ならではかもしれません。
1年くらいはガッツリ関わるのも悪くないかな?と思う
お勤めしていると会社を休んでマメにPTA活動で学校に通うというのは現実的に難しいと思うので、運営や役職が付く立場はハードルが高いです。一構成員でいる方が良いと思います。両立は本当に大変!
しかしフリーランスだったり専業ママで時間に都合がつくのであれば、一年くらいは挑戦してみるのも悪くはない!これも人生経験!学校のことはよくわかるようになりますし、子どもの様子もなにかと見に行けます。知り合いも増えますよ。
でももう重役はやりたくない、だって学校行く回数多すぎるもの。とはいえ、人生経験としてネタになるよ。語れるようになるよ。勇者は一度やってみるのはいいと思う!
追記:引越したら、システムがかなり違っていてびっくり
私事ですが、引っ越しをして東京都下に引っ越しをしました。
新しい学校も来年度のPTA役員選出の時期が近いようで、おたよりがきており、目を通したところ…。
人数が多いので、なにかしらの役を在学中に行えばよさそうです。
会長副会長のような本部役員を行うと、次年度以降兄弟含めPTA活動諸々免除
妊婦や未就園児のいる家庭は免除
というように、仕事量の多い本部役員を請け負うメリットが多い&小さい子がいる家庭に優しい既定のある学校でした。特に兄弟が多い家庭は、やっておいた方が得だよね。
同じ市内でも学校によって制度が違う
また、息子2の小学校は学区変更の関係で息子1と違う学校なのですが、これまたちょっとPTAの制度が違います。
本部役員・一度PTA委員をやると基本的に次年度以降は免除
役員をやらない場合は、お手伝いという形で行事などの手伝いをする
わたしは学年部でしたが、コロナ禍ということもあり特にイベントもなく、地域のお手伝いも参加しなくてもよいとのことだったので、ずいぶん楽しちゃいました。。。
こちらの小学校のPTAは、コロナ禍真っ最中だったこともあり、運営委員会はZOOM開催でした。1回だけ出たことあるけど、オンライン会議で十分だと思うんだ。。。
PTAはもっと楽にできると思う
学校やPTAというシステムの中に取り込まれていると、自分たちの世界が当たり前と思いがち。
しかしそんなことは全くなく、学校によってもっと柔軟な手段が取られていることを実感しました。
また、コロナ禍でできるだけ会わずに進めようという動きが強くなっている学校も多くあるようで、ZOOMを使って会議をしたり、できるだけやり取りはLINEで行って、実際に現地に行かないとできないことだけは現地でというように、かなりデジタル化されてきました。
PTA会長・副会長は、色々な学校と交流して(区外・市外の方がいいかもしれない)みんなが無理なく取り組めるためのPTAシステムを聞くことが重要なのではないかなと思いました。