5年生になる息子2は、地域の少年団のサッカーチームに入りつつ、週1でサッカースクールに通っています。
1年生の頃はバスケが好きだったのですが、2年生になってから突如サッカーに興味を持ち始めたようで、海外サッカーのスーパープレーなどをYouTubeで観るようになりました。
「学校で活動しているサッカーチームがあるよ。体験に行ってみる?」とわたしが言った一言をきっかけに、サッカーを始めることに。2年生の夏から始めて約3年。
上の子は全く集団スポーツに縁がなかったので、まさか自分がサッカー少年の母になるなんて思ってもいなかったし、しまいにはJリーグから日本代表戦まで観にいくなんて思ってもいなかったです
習いごとの一つにどうかな?スポーツさせてみたいけど、サッカーはどうかな?と思う方に向けて、少年サッカーチームやサッカースクールについて解説していきたいと思います。
子どもがサッカーを習う方法は大きく3つある
子どもがサッカーを習う方法は大きく3つあるのかなと思います。
- 地域で活動しているサッカーチーム
- クラブチーム(運営がNPOだったり法人)
- サッカースクール
1,3は経験中、2は体験で行きました。
少年サッカーチームってこんな感じ
学校の校庭で主に活動していて、部員も会場になっている学校の子どもたちが中心。
チームにいる子どものお父さんやOBのお父さんがコーチをしているケース多しという感じです。
部員募集のチラシが学校に貼られていたり、配られていたりして存在を知ることができます。また、友達の紹介で入るケースも多いです。
運営も父母が協力して行うことが大前提のため、PTAのように会長・副会長・庶務のように役員がいて、世話人という形で、学年ごとに連絡などを取りまとめる人がいます。
気になるお当番に関しては、練習や練習試合の際に発生するのですが、学年に在籍する部員の人数によって2ヶ月に1回だったり3ヶ月に1回だったり変わってきます。
同じ地域のサッカーチームでも、役員制度などがないチームもあるみたい。でもそういうところは少ないかなと思います。
練習や試合は、土日のどちらかもしくは両方。
4月〜11月(夏場は暑いので少ない)くらいが活動のピークシーズンで、試合・練習試合が多いです。
チームによって練習の回数や練習試合の回数は全然違います。
2チーム経験しましたが、Aチームはコロナ禍だったこともあり練習試合はほとんどなかったし、校庭以外の練習はありませんでした。
次に参加したBチームは土日は練習や試合があることが多く、人数もそこそこいます。
夜練をするチームもあるそうです。夜練なんて小学生のチームで考えられないと思ったけど、でもそういうところは、都大会まで進んだりして強いんだよな。練習は裏切らないというやつか。
練習試合の回数に関しては、相手チームがいてこそできることなので、担当コーチのやる気や人脈が大きいような気がします。
練習・(練習)試合時に、子ども一人で自転車に乗って行ってはいけない(徒歩または大人と一緒に自転車で行く)というルールがあることが多いです。(安全面の配慮だと思われます)
自宅から遠いチームを選ぶと移動が大変です。また、親子共に自転車は乗れるようにしておきましょう。
地域のサッカーチームのコーチのレベルは?
前記した通り、地域のお父さんがほとんどです(チームにお子さんがいる方、OB)。
元プロではないにせよ何かしらのサッカー経験がある方がほとんどで、メインで教える方はD級・C級のライセンスを持っていることが多いです。
教え方、やり方に関してはコーチによって差があります。基本的に学年ごとの担当で持ち上がりなので、コーチが辞める、問題を起こすということがない限り変わることはありません。
息子2の学年のメインコーチはすごく評判が良くて、怒り方もスマートで的確だし指導も上手なので、ラッキーだったなと思います。
そうかと言えば、別の学年の担当コーチは「怒り方が怖い」「昔の指導でちょっと間違うとパワハラ」っていう話を聞いたり「自分の子ばっかり試合に出す」みたいなことを言われたりして、コーチはガチャかもしれません・・・。
地域の少年サッカーチームは、基本的にコーチ不足
地域の少年サッカーチームは2チーム経験しているのですが、Aチームは「コーチ不足で来年試合に出られそうもない」ということになり、わたしたちの学年のメンバーはほとんどが退会し、それぞれ別のチームに移りました。
コーチのお手伝いは経験のない方でもできますが、教えられる技術がある人となるとなかなか出てくるものでもなく、コーチ不足はちょこちょこ出てくる問題のようです。(但し、強豪チームは熱量が高いのでコーチも揃っていたりする)
少年サッカーチームのお当番って大変?
大抵のチームは親が持ち回りで校庭などの登板があります。
練習や練習試合の際に発生するのですが、学年に在籍する部員の人数によって、2ヶ月に1回だったり3ヶ月に1回だったり変わってきます。時間の長さによって1人だったり2人だったりします。
どんなことをするのかというと、学校の校庭の場合は、トイレの鍵や校庭の貸し出し日誌を主事さんから受け取る(返す)、怪我をした時の簡単な対応、脛当てを忘れた子への脛当てのレンタルなどがあります。
学年ごとの練習ごとに登板が設定されるケースが多く、大抵の場合は1.5〜3時間の間になっています。(基本的には暇なので、子どもたちの練習をボーと眺めていることが多いです)
当番よりも、徒歩で行くのが難しい場所での練習や試合の送迎の方が大変かもしれません。(親の都合が悪ければ他の親御さんに連れて行ってもらうこともできなくはないですが、頻繁には頼めませんしね)
少年サッカーチームに入るとどのくらいお金がかかる?
- 会費(月額1,000円前後。4ヶ月ごとや年間払いが多いです)
- ユニフォーム代(上下合わせて15,000円くらい+インナーや靴下も一色で購入すると18,000円くらいです。滅多に使わない
こちらが最低限かかります。それに加えて、サッカーの持ち物を購入するので、初期費用がかかります。
靴に関してはメンバーの子がサイズアウトしたものをチームに提供していることも。無料でもらえたりするので、チームに聞いてみるのも良いかもしれません。
少年サッカーチームのよいところ
少年サッカーチームの良いところを箇条書きで書いてみます。
- 同じ小学校や近隣の子どもと仲良くなれる
- 公式戦や練習試合を経験できる
- 合宿などのイベントも時々あって、社会性なども育まれる
- 子どもの試合を見に行くことで親同士も仲良くなれる機会が多い
同じ学校や近隣の子が入っていることがほとんどなので、友達ができやすいのは魅力です。サッカーは試合をしてナンボなので、公式戦や練習試合に参加できるのも魅力の一つでしょう。
また大抵のチームは去年あたりから合宿を再開しているので、夏休みの合宿で、チームメンバーと一緒に生活することを体験できます。
少年サッカーチームのイマイチなところ
少年サッカーチームのイマイチなところを箇条書きで書いてみます。
- コーチガチャが顕著
- 上手い子はどんどん抜けて、より強いチームやセレクションを受けてユースに移籍する
- 中学受験が盛んな地域は、6年生になるとごっそり辞める
地域チームによくありがちなことですが、仕方ないのかもしれません。
クラブチームってこんな感じ
クラブチームに関しては体験に一度行った程度なので細かい現状はわからないのですが、運営はNPO法人だったり法人がやっています。保護者の運営ではないのでお当番などがありません。運営に人件費がかかっていることもあり、サッカースクールと会費はあまり変わらない印象で、そちらは月8,000円弱でした。
入部のセレクションはあるところとないところがあります。(体験に行ったところはなかったです)
練習は、地域のサッカーチームと同じで土日が中心です。
サッカースクールやサッカーチームに比べると数は少ない気がします。
サッカースクールってこんな感じ
サッカースクールは、元プロJリーガーの〇〇さんがオーナーといった元・現役選手がオーナーのスクールやJリーグのクラブチームが運営するサッカースクールなど色々あります。
練習は、月〜日の中で、週1,1時間程度行われるケースが多いです。
スクールなので、他チームとの試合や練習試合などはなく、自チームでの練習になります。
コーチの多くは、C級ライセンスを持っていたり元Jユースのコーチ、選手ということも多いため、より技術的な練習を行えるところが魅力です。
通っているサッカースクールは、現役プロサッカー選手(海外)が主催のスクールなので、年1で会ってレッスンしてもらえるイベントがあります!
サッカースクールにかかる費用は?
- 入会金(5,000円〜10,000円くらい)
- 月謝(週4回で10,000円前後)
- 指定のトレーニングウェア代金(上下靴下)(15,000円以内がほとんど)
- (設備費)
こんな感じで、サッカースクールも初期費用が結構かかります。また、ボールはスクール側で用意してくれているので持ってこなくてもよいことが多いです。
サッカーの練習に必要な服装や持ち物は?
サッカーの練習に必要な持ち物は下記になります。
- 運動できる服(ゼビオスポーツとか、ビクトリアとかに行くとわかりやすいです)
- サッカー用靴下
- サッカーボール
- トレーニングシューズ
- すね当て
- 汗拭き用のタオル
- 1Lくらいの大きめの水筒
- (夏)帽子
- (冬)ユニフォームの下に着るインナーシャツ
- (冬)パンツの下に履くストッキング
- (冬)冬用の練習着(風を通さないナイロン素材のやつ)
練習に関しては、サッカースクールは指定の服、そうでない場合は服装は動きやすい格好であれば自由です。みなさん代表ユニやJチームのユニなど色々着ています。
小学生の球の大きさは4号球になります。スポーツメーカーのものやFIFAの公式球などが人気です。
サッカー用のソックスが販売されていますので、そちらを購入しましょう。練習の時は色は自由であることがほとんどです。
スネを守るためのガードになります。これがないと練習や試合に参加できないので必須アイテムです。ソックスの下に入れます。
練習や試合でかなりの水分を消費するので、1L以上の水筒の購入をお勧めします。
帽子は、暑い日に使用することもあり、UVカットや水に濡らすと冷たくなる冷感仕様のものがおすすめです。
サッカーシューズはその辺で売っている普通の靴はNG。大抵つま先付近がメッシュになっているので、破れ防止のために硬い素材の靴がおすすめです。
少年サッカーチームとサッカースクールはどちらに行った方が良い?
少年サッカーチームとサッカースクール、どちらも良さがあると思います。
技術中心に学びたい(親はお当番などはしたくない):サッカースクール
友達作りや試合などを経験させたい:少年サッカーチームやクラブチーム
簡単にまとめるとこんな感じです。
サッカーを教えるという部分では同じですが、組織が違うので提供できることが微妙に違ってきている気がします。
スクールも子どものレベルに合ったところにしないと、ストレスを溜めることに。
2年間初心者クラスに在籍させたら、2年目は「フリーなのにパスが来ない。自分で切り込んでいって結局ボールを奪われるやつばっかり」と毎回不満が出て楽しくなさそうでした。
クラスのレベルを上げたら「パスをしっかり回してていい!」と満足度が上がりました。
まずは体験してみよう
サッカーチームもスクールもメリットデメリットはそれぞれありますが、気になるところがあったらまずは見学をしてみましょう。
体験は意外と重要で、「コーチが嫌」「練習メニューがレベルが高くてついていけない(レベルが低くて自分に合わない)」という不満が出たら辞めておきましょう。
子どもがサッカーを始めて、自分自身もサッカーに興味を持ち、家族でプロの試合も見に行くようになり、世界が大きく広がりました。
初期費用が結構かかるサッカーですが、お子さんがチャレンジしたい気持ちがあるならば、ぜひトライしてみてください!