UR賃貸住宅は引っ越しの初期費用が大幅ダウン!4年住んでみて感じたメリットデメリット

諸事情で年内に引っ越しをしないといけない我が家。
時期的に夏休み前が色々なタイミング面でベストというわけで、物件をゆるゆると調べています。

我が家の希望条件

  • 部屋がきっちり振り分けられている(息子1の勉強部屋を確保したい)
  • できれば夫の勤務先から3駅以内(家賃補助が出るから)それがだめでも、職場に乗り換えなしで行ける駅
  • 保育園には入りたいので空きがある地域がいいな…
  • 出来れば今よりも広い部屋でゆったり暮らしたい(65㎡Over & 3LDK)

結論:今より広い部屋は高いのよ…

今いるエリアだと今より広い部屋を見つけるというのが、かなり無理ゲー。
築年数が古すぎる。

安いと思ったら事故物件っぽいし…。

めぐ

ちなみに、ライフステージに合わせて住み替えていく方が性に合っているかなと思うので、住宅購入は現状全く考えていないです。

ということで、ふと思いついたのはUR賃貸!概要しか知らないけれど、どんな感じなのでしょう?

そして実際にURに住み、4年近くが経ちました。メリットデメリットを書いてみたいと思います。

目次

UR賃貸ってなに?

URは、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が管理する賃貸住宅のこと。
全国に約74万戸あるそう。

略称はUR。

現在25都道府県に物件が存在します。

カンタンに書くと、国が運営する賃貸マンション(たまに割引とかあり!)って感じでしょうか。

初期費用は、 敷金2ヵ月・日割家賃&共益費のみ!!!

通常不動産会社経由で物件を借りると
敷金・礼金・仲介手数料・日割家賃&共益費(+火災保険)となります。

最近は敷礼×2ヵ月というケースはほとんどないけれど、敷1・礼1や敷2・礼1はまだまだある。

でも、URは「敷金2ヵ月」と日割家賃・共益費のみですよ!

仲介手数料とか礼金いらないの!
仲介手数料もホントじわじわ来るじゃないですか、礼金もしかり。

それがないんですよ!

以前は敷3だったようですが、最近は敷金は2か月のようです。

保証人も要らない

30代とか40代になると、親は定年で仕事を辞めていることが多いです。
定年している親って、保証人審査で落ちやすいんですよね…。

その場合、保証会社を使わないといけないのですが、それもお金かかるよね。痛い初期費用だよね。

でも、URは保証人は要らないのです、申込者の収入のみ!

更新料もいらない

そう、これも結構取られちゃいますよね。
更新料だけならまだしも、更新手数料も不動産会社に払わないといけないじゃないですか。

15万の家賃だったら、更新時22万くらいになるのかな?
これがいらないんですよ!

これから長く住むことを考えると、更新料を払わなくてもよいのはかなりのメリットです。

家賃は、相場より気持ち安いくらい?

ざっと比較しましたが、家賃は激安では決してないです。
でもこの広さでこの値段は安いかも?という感じでしょうか。

例えば、シティコート元住吉
東急東横線「元住吉」駅 徒歩14分。

人気の元住吉エリア(ブレーメン通りを通る道ではないけど)で、
3LDK 70m²/138,700円(2,700円) というのはお得…???

なんじゃないでしょうかね。

広い物件が多いのも嬉しいところ。
賃貸で70m²以上ってほとんど出てこないじゃないですか。
でもURだとゴロゴロ出てくるんですよ。

そして、設備もよい。

エレベーター、エアコン、自動お湯張り機能、オートドアロック、温水洗浄便座、オール電化、独立キッチン、防犯カメラ、プレイロット、CATV、BS、VDSL、住棟内LAN、光配線、トランクルーム、アルコーブ、洗面所独立、追い焚き、洗濯機置場(室内)、バルコニー

これは恵比寿の物件ですが、こんな感じだったりするのですよ。

割引もいろいろある

部屋によって違うのですが、割引があります。

  • 近居割:二世帯が近くで暮らす場合の割引。新たに入居引っ越しで、5年間で最大20%OFF
  • R35割:35歳以下限定。3年間の定期借家契約で通常よりも安く借りられる
  • そのママ割:妊娠中&18歳以下の子供がいる家庭限定。3年間の定期借家契約で通常よりも安く借りられる
  • 子育て割 :子育て世代&新婚世帯限定。所定の収入以下の場合、最大9年間家賃を20%サポート

※定期借家契約のものは、再契約可能なこともあるらしいですよ。

UR賃貸の申し込み方法は?

  1. 希望のお部屋を探す
  2. 申込み資格を確認する
  3. 仮申込
  4. 内覧
  5. 本申込&契約
  6. 入居

普通の賃貸とさほど変わらないのだけど、若干違うよう。

新築の場合は、抽選になることもあるそうです。仮申込を入れる→内見→内見可能な日から一週間以内が猶予期間。その間に気に入ったら申し込む

という流れです。

仮申し込みをすると、部屋を借り押さえできるところが魅力。

ただし、審査があります

これは通常の賃貸でもそうなのですが、審査があります。

申込本人の平均月収額が基準月収額以上ある方、または貯蓄額が基準貯蓄額以上ある方

世帯で申し込む場合

家賃額標準月収額
82,500円未満家賃額の4倍
82,500円~ 20万円未満33万円(固定額)
20万円以上40万円(固定額)

つまり、10万円の家賃の物件を契約するにも33万円月収が必要ということです!

言い換えれば、19万円の家賃の物件を契約するにも33万円月収が必要ということです!

保証人が要らないので、しょうがないかもしれないですが、10万円の物件を借りたいと思っても申し込み本人に33万円の月収がないと借りられないので結構ハードルは高いかもしれません。
30万円でもアウトなのです。

URを斡旋している不動産会社で申し込むと、キャッシュバックが受けられる可能性あり!

URには、不動産業者向けに物件のあっせん制度があります。

斡旋を行っている不動産会社に連絡して物件を斡旋してもらうと、お祝い金として家賃の何パーセントかキャッシュバックしてくれる会社があります。(UR キャッシュバックで検索!)

キャッシュバックは、50~70%が多いようです。

直接URに問い合わせるよりは、不動産会社を通したほうがお得です★

場所とタイミングが合えばいい選択!

会社から近いとか通勤に便利など場所の問題がクリアになっている&物件の空きがあれば、条件が良くて設備もよいURは選択肢の一つになるなと思いました。

契約しました!UR賃貸住宅の入居時メリット

6月1日からフリーレントもしくはキャンペーン家賃が始まり、気になっていた物件は、先に手を打って早めに仮押さえしておきました。

前週に物件の内見をしましたが、今まで借りた中で一番のクオリティだったこともあり、契約することにしました。(お値段もアップしたけど…)

URの営業所で契約をします。
住民票と源泉徴収票、課税証明書を事前に取得しておいて、印鑑をもって営業所へGO!

色々な契約書にサインをしていきます。

本申込をしたら別日に契約だと思っていたら、本申し込み&契約でした。

受付のおばさんから、販促品を色々貰えたよ。

良かったこと1:入居期間の融通が利いた

夏休みに引っ越しをしたいと思っているので、なるべく家賃発生は遅らせたい。

家賃の被りって結構大変。なるべく最小限の被りで済ませたいのが人間心理ですよ。

夏休み入ってから入居したいので、できるだけ家賃発生も遅らせてほしいと伝えたところ、奇跡が起きた!

はい、家賃被りほぼなし!

6月分だけでも発生しないといいなと思っていたら、思っていた以上に考慮してもらえました。嬉しすぎる!

民間だと大家や会社の都合もあるし、なるべく早く家賃発生させたいじゃないですか。

でもURは国がやっているから、民間ほどのせっつきはないのかもしれません。

受付のおばさんの「上司と相談」でそんな風に配慮してもらえたので必ずそうなるとは限らないですが、かなり融通を利かせてもらえます。(通常1か月前後は融通が利くみたい)

しかし、民間ではこうはいきません!!!

良かったこと2:初期費用が本当に少なかった

まさかの申込契約時に料金も支払うという展開でした。とは言え、

  • 敷金2ヵ月
  • 共益費 のみ!

家賃分は入居後に支払います。

物件のあっせん制度を使ったので、お祝い金でキャッシュバックも貰えるし、本当に初期費用が少なくて済みました。

キャッシュバック金額は、引っ越しの運送料になるでしょう。

UR賃貸住宅の入居時デメリット

弱点:エアコンは一台付いているけど、他の取り付けは自費

URの弱点は、エアコンは各部屋一基しかついていません。他の冷暖房器具もありません。そのため、他の部屋にほしい場合は、購入しないといけないのです!

めぐ

えーとうちは…3台(つд⊂)エーン

シューズボックスがついていない

今まで賃貸の時には付いてて当たり前だったシューズボックス(靴箱)ですが、靴箱(シューズボックス)もついていませんので、購入の必要があります。その点がちょっとザンネンかなと思います。

こんな感じのものを買いました。

追記:UR賃貸に住んで4年近くになりました

URに住んで4年近く過ぎました。住んでみて感じたメリットデメリットを書いていきたいと思います。

住んで感じたUR賃貸住宅のメリット

やはりよかったことは、更新手数料が要らないことでしょう!

ちょうど7月で住んで4年でしたが、本来賃貸であれば更新手数料がかかって家計の大ピンチが訪れていました。

わたしが住んでいるURは、今年かなり周辺設備(ゴミ捨て場や花壇、地面など)をリニューアルしてきれいになりました。家賃が変わらないのに、そういうことがあるのは嬉しいです。

また、URは規模が大きいので、同じマンション内で同学年の子が比較的見つかりやすいところもメリットです。(但し、上の子は同学年の子は誰もいませんでした)

平日は毎日清掃員の方が掃除をしてくれますし、排水溝の掃除などのメンテが1年に1度あるなど、管理はしっかりしていると思います。

住んで感じたUR賃貸住宅のデメリット

住んでみたデメリットは今のところあまり感じていませんが、強いて言うなら、今住んでいる部屋がかなり広いので同じ条件の物件の購入を考えた時のハードルが高すぎることです。

あと、賃貸ならどこでもあることですが、分譲に比べると住民同士のかかわりは薄く、人にもよりますが住民同士の挨拶も多いとは言えません。(分譲賃貸に住んでいたので、その差が良くわかります…)

民度に関しては、「普通」です。

特に出る理由もないし、購入も今のところ考えていないため現状維持の予定ですが、住み続けられるように家賃をしっかり払っていきたいと思います!

UR賃貸住宅まとめ:次に引っ越すことになっても、またURにしたい

これだけ初期費用が抑えられて設備も悪くないとなると、次もURがいいなぁと思うわけでして。

今回支払った敷金は、他のURに引っ越す際はそのままスライドさせられるとのこと。

今現在住んでいる部屋の敷金→退去時の修繕で引かれた分→差額を新しい物件で支払う

ということができる模様。これはベンリー!!!

タイミングが合って物件も気に入ったものがあれば、すごくお得なUR。すごいなと思いました。

息子1が中学校に入るので、そろそろ一人一人の部屋を作りたいなと思っているので、あと数年で引っ越しかもしれません。

その際は、またURにお世話になろうかな?と思います。

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この記事を書いた人

東京在住、30代後半のワーキングマザー。
日々の生活を楽しく便利にするモノコトや子育ての備忘録をゆるゆる発信しています。

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